格安航空「ジェットスター航空」が2008年12月より成田〜オーストラリア線を開設
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オーストラリアのJetStar航空(ジェットスター航空)が2008年12月から成田〜オーストラリア線を開設します。
ジェットスター航空はカンタス航空が2004年に設立したLCCです。
すでに、大阪〜オーストラリアは飛んでいますね。
LCCとは「ローコストキャリア」のことで、日本語だと「格安航空会社」というところでしょうか。
とにかく、JetStar航空が成田とオーストラリア間を飛ぶことにより、カンタス航空よりも安い飛行機チケットでオーストラリアに行くことができるようになるんです。
現在のカンタス航空と12月からのジェットスター航空の1週間の路線数を見てみましょう。
1週間の日本路線
カンタス 36便(現在) → 10便(12月以降)
ジェットスター 15便(現在) → 19便(12月以降)
2008年12月からはカンタス航空が大幅に減り、ジェットスター航空が多少増えるんですね。
まずは、様子見というところなんでしょう。
利益が出ると見込めれば、ジェットスター航空の路線数はもっと増えることが予想されます。
では、次に成田〜ケアンズ間の片道の飛行機チケット代を比べてみましょう。
成田〜ケアンズ間の片道の飛行機チケット代
カンタス:5万9000円〜(燃油サーチャージなどを除く)
ジェットスター:2万円〜
ジェットスターはカンタスに比べ、半額以下です。往復でも5万円くらいで行けそうですね。
ジェットスター航空の運航コストは、カンタス便の5〜6割で済む低コスト飛行機です。
だからこそ、安い。安いから、あまり過度なサービスは期待しない方がいいかもしれませんね。
そんなジェットスター航空の日本でのターゲットはレジャー客。
7割以上の搭乗率を見込こんでいるそうです。
ちなみに、誕生から約30年が経過する格安航空会社ですが、これまでの経営破たんしたは200社超。
生まれては消えていくというのがこの業界です。
ここ半年で経営破たんした格安航空会社に下記のものがあります。
・シルバージェット
イギリスのロンドンに本拠地を置いていた、全席ビジネスクラスの格安航空会社。
・マックスジェット
アメリカとヨーロッパを結ぶ、全席ビジネスクラスのLCC。
・アロハ航空
ハワイの格安航空会社。
・ATA航空(American Trans Air)
アメリカのインディアナ州に本拠地を置いたLCC。
・スカイバス航空
アメリカ合衆国オハイオ州コロンバスを本拠としていたローコストキャリア。
・フロンティア航空
アメリカ合衆国コロラド州デンバー市のデンバー国際空港を本拠地としている格安航空会社。
・Eosエアラインズ
アメリカ、ニューヨークのジョン・F・ケネディー空港を拠点とした全席ビジネスクラスのローコストキャリア。
格安航空会社(ローコストキャリア/LCC)は売上は下がるが、利益は上がるというビジネスモデルです。
売上が下がって、利益も下がったら維持していくのが難しくなるんですね。
果たして、ジェットスター航空は経営破たんすることなく、日本とオーストラリアを格安で飛び続けることができるでしょうか?
そして、日本ではANA(全日空)が2010年に格安航空に参入予定ということです。
相変わらず、日本の大企業はスピードがないですね。。